厨房機器の寿命について調べると、「冷蔵庫は○年」「ガスレンジは○年」といった年数を目にすることがあります。
しかし、これらの多くは**国税庁が定める「法定耐用年数」**であり、実際の寿命を示しているわけではありません。
法定耐用年数とは、減価償却によって設備費用を経費計上するための会計上・税務上の基準です。そのため、「その年数までは故障しない」「その年数を超えたら使えなくなる」という意味ではありません。
厨房機器の寿命は、使用環境やメンテナンスの状況によって大きく左右されます。
例えば、高温多湿で油煙や水蒸気が多い厨房では、内部部品への負荷が大きくなり、法定耐用年数よりも早く故障するケースがあります。特に営業日数が多く、長時間稼働する店舗では、5~7年程度で修理や部品交換が必要になることも珍しくありません。
一方で、日常的な清掃に加え、定期的な点検や消耗部品の交換を行っている店舗では、15年以上安定して稼働している機器も数多くあります。
つまり、厨房機器の寿命は「何年使ったか」だけではなく、「どのように使い、どのように管理してきたか」で決まると言っても過言ではありません。
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