食中毒は、4月・5月と気温が上昇するにつれて徐々に増加し、特に夏(7〜8月)に多く発生します。これは、原因となる細菌の多くが約20℃で増殖を始め、人や動物の体温に近い36℃前後で最も活発に増えるためです。さらに、湿気を好む性質があるため、梅雨時期も発生リスクが高まる季節といえます。
こうした食中毒を防ぐためには、日頃からの適切な温度管理が欠かせません。細菌は10℃以下では増殖が緩やかになり、−15℃以下では増殖が停止するため、食材は購入後できるだけ早く冷蔵庫や冷凍庫に入れ、低温で保存することが重要です。
また、冷蔵庫内は食品を詰め込みすぎず、容量の70%以下を目安にすることで冷気の循環を保ち、庫内全体を均一に冷やすことができます。さらに、肉・魚・野菜・調理済み食品などは区分して保管し、加熱・殺菌済みの食品は上段に、生肉や魚は下段に置くことで、汁の落下などによる相互汚染を防ぐことができます。加えて、冷蔵・冷凍機器の状態管理も重要です。
温度が十分に下がらない、異音がするなどの異常を感じた場合は放置せず、速やかに点検や修理を行うことで、食中毒のリスク低減につながります。
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