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10月8日は二十四節気の寒露

・寒露(かんろ)とは?

寒露は、二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、毎年108日ごろに訪れます。太陽の黄経が195度に達する日で、秋の深まりを示す節気です。

長雨の季節が終わり寒露の頃ともなれば、空気はほどよく乾燥し、澄んだ秋の晴天が続きます。「天高く馬肥ゆる秋」という言葉があるとおり、気候がよくなり、秋の味覚が出揃う季節だけに食欲も全開になるでしょう。ところで、この「天高く馬肥ゆる秋」には、もともと中国で「秋になると馬が十分に育って騎馬民族が攻めてくるから要注意」という意味があったようです。

 

・寒露の意味

漢字の通り、

」= 寒さを感じ始めるころ 「」= 朝晩の冷え込みで、草や木に露がつく

つまり「寒さを帯びた露が降りるころ」という意味です。

この時期は、朝晩の気温がぐっと下がり、北の地方では霜が降りることもあります。自然界は秋が深まり、動物は冬支度を始める季節です。

 

・寒露にまつわる日本の風習・行事

1. 秋の七草が見ごろ

寒露の頃は、秋の七草(萩・尾花(ススキ)・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗)がちょうど見ごろ。とくにススキや藤袴が野に映えます。

2. 紅葉(もみじ)の始まり

寒露を過ぎると、北海道や高地では紅葉が始まり、本州でも山の上から色づいてきます。「紅葉狩り」のシーズンの始まりです。

3. 菊の鑑賞・菊祭り

寒露の末候「菊有黄華(きくにこうかあり)」にあるように、菊の花が咲く時期。日本でも「重陽の節句(99日・旧暦)」や「菊人形展」など、菊を愛でる風習があります。

4. 栗拾い・稲刈り・秋の味覚

農村では稲刈りが本格化し、栗や柿、さつまいもなど秋の味覚も豊かに。「実りの秋」を感じる季節です。

 

・寒露の食養生で冬に負けない体作り

食欲が増すこの頃、腹八分を心がけたいところですが、旬のものは食べ過ぎなければさまざまな面で利点は多くあります。近年は流通や農業技術が発達したため、ありとあらゆるものが通年で手に入るようになりましたが、栄養や美味しさの点から旬のものは格別です。理想的な環境で育って成熟した旬の食材は、私たちに多くのエネルギーを与えてくれます。

秋に旬を迎える食材は、サツマイモやサトイモなどのイモ類、カボチャ、キノコなど多種多様。夏の間に日差しをたっぷり浴びて栄養を蓄えた食材を取り入れ、冬の寒さに負けない体づくりをしておきたいですね。

 

・寒露の頃に冬支度を

野菜や果実、穀物などの実りがたけなわとなり、秋の本番が到来。夜はすっかり長くなり、秋晴れの日も増えて活動しやすくなります。家で過ごすにしろ、出かけるにしろ、季節を意識しながら日々の暮らしを楽しみたいものです。

凍えるように寒くなる前に、冬支度を始めてみてはいかがでしょう。

 

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